Japanese coworking

こんにちは。
ご無沙汰しております。スタッフのハイビスカスまわりゃんせです。久々にブログを書こうかと思っています。
いつぶりでしょうか。こだまでしょうか。

THE (COMMON)PLACEも、OPENよりいつの間にか約二年半の月日が経っているんですが、
コワーキングスペースを二年半運営していて思った事がいくつかあります。それをこの機会に書き留めておこうかなといった所存です。長くなるか、短くなるかは分かりませんが、思い思いに書いていこうと思います。(偉そうに見えますが、客観的な意見として読んで頂ければ幸いです)
 

まずそもそも、「コワーキング」という言葉、
この言葉自体が持つ意味は、ざっくり言うと「恊働する」というもので、「コワーキングスペース」というのは、フリーランス(個人事業者)の方等が、ワークスペースを共有し、各々が自身の仕事をしながらも、コミュニケーションや情報共有などを図り、恊働したり、相互で刺激し合うコミュニティ形成の場、といった所です。(情報、参照しました)元々は、サンフランシスコで始まり、アメリカのITベンチャーのコミュニティに生まれる「文化」みたいなものだったようで、もっと言えば、そもそもは「名称」ではなく、「現象」だったと僕は認識しています。「人」と「人」がいれば始められる、というか。新しく生まれたスペース名称かもしれませんが、場所の機能自体は何ら特性をもつものではありません。日本でもカフーツさんがその名称を用いた先駆者であるみたいで、年々スペースは増加しています。(あまり詳しく調べてませんので、情報が間違っていればすみません)
当店も日本にコワーキングが増え始めてきた二年半前よりOPENさせて頂きました。


で、ここからが僕の個人的な意見で、
約二年半持ち続けた違和感みたいなものなんですが。
アメリカで始まり、日本に伝わって、何が違うかって、コワーキングという言葉が「動詞」から「名詞」になっちゃってるなって思うんです。つまり、「現象」ではなく、「サービス」になっていると、二年半、この業界を見ていて、思いました。勿論、現象が起きて、それを拭ったサービスがビジネスとして始まるのは、致し方ない事なんですが、そもそも「人」と「人」がいれば始まるもので、それに適した「スペース」が求められて、「コワーキングスペース」ができるという流れの中で、日本では先に「ハコ」だけが先行してしまっているのかなと、この二年半感じていました。
 

つまり、文化が発展する「文脈」が無いのかなと思うんです。
そこに適材する為の地理的な見極めや、コンテンツである人材が普及していないのも恐らく「欠けている」部分です。(勿論、当店にも言える事です)
うちのお店にも、これからコワーキングを始めようとする様々な方が見学に来られたり、話を聞きにいらっしゃるのですが、大半はサービスとして、ハコとしての話が起点になっています。日本の空き家状況も相まって、そういった事もビジネスだからしょうがない事なんですが、思うに、「格好」だけ真似てもコンテンツは活きませんし、ハコだけ作っても誰も来ません。飲食店と違ってコンテンツがハッキリしないものですし。どんな業態にも言える事なんですが、その土地や状況を読み取り、何が適しているかを掴めば、もっと色々なコワーキングがあってもおかしくないのになと、僕は思います。
 

大切なのは、「そこにハコが存在する文脈を嗅ぎ取る力」なのではと考えています。例えば、主婦層が多い地域で、主婦の独立や個人事業を手助けしたいと考えたとき、「コワーキング」という言葉を用いるよりも、「カフェ」という名目で、仕組みだけをコワーキングに則ってあげると、とっつきやすさやその後の展開も大きく変わるのでは、とか。勿論、逆算して、そこに普及すべきだと考えて「仕掛け」を作る方も沢山いてますし、その可能性を期待する事も大事です。ただ何度も言うように、「人」から始まるものであり、その「人」自身が、「恊働すること」を求めていなければ、「コワーキング」という現象は中々起きないと思います。そもそも「コワーキングという言葉」を知らない人も多いですし。だからこそ、「仕掛けたい」のであれば、土地を読み取り、そこに何が必要か見極め、始める人や土地のルーツを助長するような「仕組みづくり」をまず考えた方が良いのではと思っています。
 

取り留めもない事をつらつらと書きましたが、特にコワーキングビジネス自体を否定したい訳でもないですし、アメリカにおけるそもそもの「コワーキング」と、日本で発展している今日のコワーキングは似て非なるなあと思ってた事を書きたかったのでした。

あと、「コワーキング」の本質そのものは、社会で働く上で同義であり、わざわざ名前付ける必要あったのかなあとか。笑
他人と「一緒に何かしようぜ」って事とそんなに変わらないと思います。それが「しやすい」だけで。どこでもできるし、どこでもすべき、だと思います。

個人的には、何人かがガレージで開発を始めて、そこに「お前も来いよ」ってのが重なって始まるくらいのコワーキングの方がかっこいいなと思います。サービスなんて大袈裟なもんじゃないし、そもそもそんなもんだと思います。