トークサロン「Talking Heads」2017/02/09レポート

 

どうも!松下浩之です!(YouTubeにあるMVの途中で急に名乗る星野源の言い方で)

改めまして、THE (COMMON)PLACEの代表を務めております、松下と申します。
このブログには初登場ですね。

さて、THE (COMMON)PLACEでは、毎月第2、第4木曜日の20:00~に定期的に開催致しております。
私が主宰させていただいている“トークサロン”というものがあります。
その名も「Talking Heads」。

毎回、多種多様なテーマを設定し、そこに対し課題や疑問、想いを持った様々な人たちが集い、
あらゆる価値観を知ったり伝えたり。いつも誰かと笑いながら気軽に語るようなことも、普段はつい躊躇してしまい語れないようなことまで。

 そんなコンセプトで毎回ゆる〜く開催しており、
様々な方たちによってあらゆる価値観や意見が闊達に行き交う、楽しいサロンです。
まぁ簡単に言うと「しゃべり場」「語り場」、ですね。

今回のブログでは、
前回2/9(木)に「子どもと大人の境界線」というテーマで行われましたトークサロンの模様を、
ここでもお伝えしたいと思います。

 毎回ワイワイと和やかに過ごしながらも、
様々な価値観が行き交う様子を少しでも感じていただければ。

 

「子ども」と「大人」。そのふたつの領域を分ける線は在るのか

身体的成長?精神年齢?社会的責任?
20歳で飲酒喫煙可能?18歳に引き下げられた選挙権?少年法はなぜ15歳?
法的に定義されたものもあれば、その精神性を評価する際に「大人」という言葉は用いられます。

 「もう大人にならなきゃ」「もう大人なんだから」「大人げない」「いつまでも子どもでいるな」など。
ある程度の年齢になってくるとこんな言葉に触れることが多くなりますね。
僕はその度にどこかモヤッとする何かを感じていました。
「大人にならなきゃいけない」とはどういう意味で、そしてそれは何故なのだろう?と。
何より僕はもう「大人」なのか?と考えてみるも、どうも僕自身は「子ども」なままな気がする要素が多い気がしていたのです。

 さらに「大人っぽくてかっこいい」「オトナだなぁ」などとポジティブに褒める場合もあれば、
大人げない」「大人になっちゃったねぇ」とネガティブに皮肉めいた言葉になることもある。
 この謎めいた圧力を持った「言葉」に、僕のように過剰に囚われてしまっている方も多いのでは?と思ったわけです。

 

「大人」という言葉

参加者の皆様とその「大人」という言葉を使う、あらゆるサンプルケースを出してみました。
するとやはり「大人」は“ただの言葉”であり、使用するシーンやどの視点から言うかによって、ポジにもネガにも用いられるということ。

大人=立派・頼もしい・自立している・かっこいい・スマート・ダンディ
反して、
大人=面白くなくなった・つまらない・ユーモアや遊び心を失った
といったように。
「大人しい」なんて、どちらの意味にも取れるから面白いですね。

 

「大人」になった瞬間

では「大人」になった瞬間を自覚したきっかけなどはあるか。

まずは“ひとりで何かアクションを完結できるようになる”というのが日常の中で感じる瞬間で、
「ひとりゴハン」「ひとりバー」など、子どものときに憧れた“大人の扉”を開くと誇らしげに「大人」を感じますよね。
そしてやはり「自立した」という環境変化によって自覚するケースが多いようです。
両親から巣立ち、自らで生活を成立させ自分の足で人生を歩む感覚を得ることで、
「自分はもう大人なんだなぁ」と感じていく人が多く、

さらにその先として、親を亡くすということで、真に甘えられる/頼れる存在を一切失ってしまうと、
否が応でも大人にならなければならないという意識を持つようです。

 

“頼る/頼られる”“教える/教えられる”という関係の他者の存在

「子ども」というのは誰かしらからの“保護”が必要な存在であり、
「大人」はその弱き者を“保護”する側です。
子を持ち親になる、親戚の子などに慕われる、職場で部下を持つ、
このような近い/深い関係の他者の存在が現れたとき、
やはり「大人」を意識せざるを得ません。
他者の存在が「大人」にしてくれる、という言い方もできそうです。

 

無言の社会的圧力

 社会の中で生活していると、歳を経る毎に、周りの自分を見る目が自然と大人扱いへとなっていきます。
これも他者との関わりの中でのこと、ということですが、
メディアや社会制度という抽象的な概念からも、無言の圧力を受けるものです。
しかしこれがこの国においてはとても高圧的であり、割としんどい。
まだ若くして鬱や自殺などに陥ってしまう人の痛ましいニュースに触れる度、
こういった無言の圧力にも要因があるのでは、と感じてしまいます。

 

 天才には「子ども」のままの人が多い?

 スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグなどの近年の天才肌な成功者を見ていると、
とても「子どもっぽさ」を感じます。

既成概念に囚われない、ルールには従わない、問題児、
こういった「子どもっぽさ」を持つが故に、
彼らは他の“一般的な”誰にも成し得ないことを生み出せたのかもしれません。

彼らがこれに類するかは分かりませんが、
近頃は「ADHD (注意欠陥・多動性障害)」と呼ばれる神経発達症・行動障害の定義があります。
ADHDは「天才病」とも呼ばれたりするようで、この辺りも密接な関係がありそうですね。
もうこうなると「大人」になど染まらず、「子ども」である部分を失うべきではない、とも思えてきます。
(個人的にはこういった人格・性質に“病名”のような名前を付けるべきかどうかには疑問を持っています)

 

「大人」になると時が経つのが早くなる?

年々、一日、一月、一年間が一瞬のように過ぎ去っていくように感じます。そしてそれは明らかに加速しています。
しかし子どものときは毎日がもっともっと充実していたように思い出されます。
誰もが歳をとっていくと、こういう話題になることがあると思います。

これはあらゆる理由・分析ができると思うのですが、とても興味深い意見がありました。
「“慣れ”によるものである」、と。
 歳とともに多くの経験を経ると、“生きる”のが上手くなります。

 未知のものにはなかなか出会えなくなる。
ふりかかる困難ですらも、なんなくかわせるスキルを既に身につけている。

 ハードルの少ない道は、一瞬で走り抜けられますよね。
しかし多くの挑戦すべき壁がある道は、あらゆる工夫を凝らしながらなんとか前へと進む。
ゴールへと辿り着いたそのときには、充実・達成感とともにその時間は脳に印象深く刻まれる。
それはとても長い時間だったように感じるのではないでしょうか。

 

 「子ども」と「大人」の間の期間に名称を設けるべきではないか

 こんな風にここまで「境界線」を見つけるべくあれこれ議論してきましたが、
人の成長度合いはグラデーションであり、一本道である人の人生を、
ふたつの言葉だけで仕分けるなんてのは、そもそも無理なのではないかと思ってきました(笑)
そこで、その間の領域部分に名称を付けてもいいのでは?と。

すると、20代前半のTHE (COMMON)PLACEスタッフから
「それ、“マージナルマン”って言いません?学校で習いませんでした?」という発言が。
30代以上の他の参加者の皆さんは一様に(゚д゚)ポカーンと固まりました。誰も知らない言葉。

『マージナルマン』とは、
複数の集団に完全に属しきらず、境界にいる人。境界人。
また心理学者のクルト・レヴィンは、二次性徴期を迎え青年期にある若者のことを大人でも子供でもない不安定な存在であるとして、「マージナルマン」とよんだ
ということだそうです。

いつからかは分かりませんが、このような言葉が学校教育で扱われるようにもなっているというのは興味深いですね。
社会が成熟し、情報で世界は繋がり、あらゆる多様な価値観が共有されるようになり、
「言葉が足りなくなっている」のではないかと強く感じました。
そしてこういったグラデーション部分を表す言葉が増えている、
というのは、言葉の発達・人間文明の進化であり、これはとても健全なことだとも思うのです。 

「“マージナルマン”ってなんかスーパーヒーローの名前みたいですね」と冗談も出ましたが(笑)、
あながちこの「マージナルマン」に類する者が、
これからの時代に重要な意義をもたらす存在になるかもしれませんね。

 

 

今回のトークサロン内で交わされた内容は以上のようなところです。

 このサロンでは“結論”“答え”を見つけ出す/定めることを目的にしていません。
今回も同様に「で?」と言われると困るような終わり方です(笑)。
なので会を締めるタイミングを失い、予定時間を大きく過ぎてしまうのが通例になりつつあります(苦笑)。
今回は割とマジメ寄りなトークテーマでしたので固い内容のブログとなってしまいましたが、
以前には「お酒」「コーヒー」「映画」などについて、というライトなテーマで行った際もとても盛り上がりましたし、
今回のようなおカタめのテーマのときも、みんなでゲラゲラ笑いながら和やかにやっています。

「勉強になったわー」という感想より、
「楽しかったー」という反応のほうが多いですね、明らかに。
これはとても嬉しく思っています。

 

さて、
次回2/23(木)のテーマは「ファッションがもたらしてくれること」です。
「ファッション」もあらゆる切り口から語れる、大きく楽しいテーマだと思いますので、
このブログを読んで「楽しそうだなー」と感じていただいたそこのあなた(笑)!是非お気軽にご参加ください!

詳細・ご予約はコチラから!↓

https://www.facebook.com/events/266916767083342/

 

長文となってしまいましたが、
最後までお読み頂きありがとうございました!

次は是非Talking Headsでお逢いしましょう!ヽ(・∀・)ノ